公開日 2024年09月27日
更新日 2024年09月27日
食品ロスって?
みなさんは「食品ロス」を知っていますか?
「食品ロス」とは本来食べられるにもかかわらず捨てられている食品のことで、事業系と家庭系に分けられます。
・事業系食品ロス⇒食品製造からの規格外品や小売業からの返品、飲食業からの食べ残し
・家庭系食品ロス⇒家庭や飲食店の食べ残しや消費期限が切れそのまま捨てられた冷凍食品など
日本の食品ロス
日本全体で発生した食品ロスは、令和4年度に家庭系約236万トン、事業系約236万トンの合計472万トン発生したと推計されています。
国民1人あたりの食品ロスの量は年間約38kg(事業系+家庭系)で、1日約103gでした。このうち、家庭からの食品ロスは1人年間約19kg※、毎日約50gの本来は食べられる食品を捨てていることになります。
※令和4年度農林水産省推計値より
玉村町の食品ロス
玉村町全体で令和5年度に出された可燃ごみは、全部で約1万200トンありました。そのうち、生ごみの割合は事業系と家庭系合わせて35.9%、3,660トンと推計されています。
群馬県の生ごみに占める食品ロスの割合は、およそ24%との調査結果から、玉村町全体の食品ロスはおよそ880トンと考えられます。
このうち家庭系の食品ロスは、19kg※×35,741人(令和5年度末人口)=679トンと推計できます。
※令和4年度農林水産省推計値より
食品ロスの処理
食品ロスを含んだ家庭ごみは、収集車でゴミステーションから集められます。集められたごみは、クリーンセンターでたくさんの電気や燃料、薬
剤などを使って焼却しています。まだ食べられる食品も、大量のエネルギーと費用をかけて焼却しているのです。ごみを焼却する過程からは、地球温暖化の原因と言われている温室効果ガスも発生します。そして、焼却したあとに出る灰は、民間の最終処分場に運んで埋め立てています。
10月は食品ロス削減月間、10月31日は食品ロス削減の日です
国では10月を食品ロス削減月間、10月31日を食品ロス削減の日と定めています。
これを機会に、みなさんも食品ロスの削減に取り組んでみませんか?
消費者庁のホームページでは、無理なく食品ロスを減らすための方法や取組事例を紹介しています。下記のリンクから見ることができますので、ぜひ
出来ることから始めてください。
(出展:消費者庁ウェブサイト)
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_policy/information/food_loss/education (消費者庁ウェブサイト)
「もったいない」からはじめる食品ロス削減とSDG’s
まだ食べられるものや使えるものを捨ててしまうのは、とても「もったいない」ことです。
「もったいない」の気持ちを誰もが持っていれば、食品ロスだけでなくすべてのごみを減らすことにもつながり、SDG’sが掲げる17の目標の達成にもつながります。