ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

児童虐待防止

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年9月18日更新

 連日、テレビや新聞等のマスメディアにより、痛ましい児童虐待のニュースが報道されています。ここ数年で、発生件数が急増している児童虐待。今、親と子そしてそれをとりまく環境の中でどんなことが起きているのでしょうか。実際にあなたの身近でも児童虐待が起きるかもしれないのです。そんな時あなたならどうしますか?

児童虐待とは

 虐待とは親や親にかわる養育者などが、子どもに対して行う以下の行為をいいます。

身体的虐待

  子どもの生命に危険のあるような暴力を加えること。(殴る、蹴る、投げ落とす、熱湯をかける)
 

ネグレクト

 子どもの健康・安全を損なうような怠慢な育児。(適切な食事を与えない、ひどく不潔なままにする)

心理的虐待

 ひどい言葉や無視することにより、子どもに心理的外傷を負わせること。(言葉による脅かし、脅迫)
 

性的虐待

 子どもと性交したり、性的行為を強要すること。(性的暴行、性器や性交を見せる、ポルノグラフィーの被写体にする)

なぜ、児童虐待は発生するのでしょうか?

児童虐待は複数の要因が複雑に絡み合って起こるものですが、その要因をいくつかあげてみると次のようなことが考えられます。

  1. 親の生育歴の問題
    親自身が子ども時代に虐待を受けて育つと、自分が子どもを育てる時に、暴力を受けた体験を再現してしまうことがあります。
  2. 生活ストレス
    育児負担や夫婦不和・経済的困窮がストレスとなり、暴力を引き起こしてしまうことがあります。
  3. 社会的孤立
    親族等の援助者がいないと虐待の早期発見を妨げ、深刻化につながることがあります。
  4. 子ども自身の要因
    親が様々な理由により、自分の子どもに対して満足できないなどの否定的な感情を持った場合、虐待につながることがあります。
  5. 親とその子どもとの関係
    自分の子ども全員が対象ではなく、特定の子どもだけを虐待してしまうことがしばしばあります。親のその子に対する期待度や満足度が関係しているようです。

どうやって児童虐待を解決するのでしょうか?

児童虐待はそれぞれのケースで要因も内容もレベルも違っているため、援助の中身を均一化して扱うことはできません。また、一つの機関だけで手におえるものではありません。

 虐待をする親はひどい親だと思われがちですが、親自身も困難な育児を抱え、悩み苦しんでいるのです。親を責めるだけでは何の解決にもなりません。安全を確保するため、子どもを施設等に入所させることもありますが、親子関係を修復し、地域で一緒に生活していけるようにすることが最終的な目標になります。そのためには、子育て不安に苦しむ親に対し、関係機関や地域の人達が協力し合いながら、長期的に援助していくことが大切です。

どうしたらいいのでしょうか?

自分の疑いや心配を周囲が分かってくれない

 虐待はかくされていることが多いのでもしやというあなたの疑いはとても重要になります。子どもを守るためにも、まず相談(通告)という行動を起こしましょう。周囲の理解や協力を得るにはどうしたらよいか、いっしょに考えていきましょう。

虐待とも言い切れない。どうしようかまよっています。

 虐待でなくても、あなたからの相談は、苦しい思いをしている親子が“よき援助者”に出会うきっかけになるはずです。「気にかかる親子がいます」「力になってあげてほしいんです」と、ぜひ専門機関に話してみてください。

「秘密漏示罪」「守秘義務違反」などになりませんか?

 医師や公務員などには、職務上知りえた個人の秘密を守る義務があります。しかし、子ども虐待の通告義務は、法律で守秘義務より優先される旨示されています(児童虐待防止法第6条第2項)。子どもを守ることが最優先であり、違反に問われることはありません。

私が電話したこと、周囲や本人に知られてしまわない?

 虐待でなくても、あなたからの相談は、苦しい思いをしている親子が“よき援助者”に出会うきっかけになるはずです。「気にかかる親子がいます」「力になってあげてほしいんです」と、ぜひ専門機関に話してみてください。

相談したあと、どうなるの?

  • 児童相談所・福祉事務所などの専門機関は、関係各機関と連携し、できるかぎりの情報を集めます。
  • 親子の状況を判断し、関係機関の職員とともにチームをつくり、援助を始めます。
  • 危険が大きいときには、子どもを入院させたり児童相談所での一時保護などを行います。なお、親権者の同意が得られなくても一時保護したり、家庭裁判所の承認により子どもを施設に入所させることもあります。しかし、施設入所は虐待への対応の「終わり」ではなく「始まり」です。その後も関係機関がそれぞれの役割をにないながら、親子を支援しつづけます。

相談するには

 町や県には、子育てや児童に関する施設や相談機関がいろいろあります。是非ご利用ください。